いつかの夢/画像詩



大人になるということは
二十歳そこそこの頃、30歳年上の人に「大人になるというのは夢を捨てるということだ」と言われました。当時はそんなもんかと納得しましたが、改めて考えてみるととんでもないセリフですね。
大人は夢を持ってはいけない──。
こんな馬鹿げたこと、一体誰が決めたのでしょう?
「ケーキ屋さんになりたい」
子どもが言うと温かい眼差しを向けられるのに、大人だと驚きに満ちた表情でこう切り返されます。
「そんなのうまくいくわけがない」
「いい年して何を言ってるんだ」
「現実を見ろ」
こんな声に耳を貸す必要はありません。
「あなたのために言ってるんだ」は助言をくれる人の常套句。
しかしこれは真実ではなく、
「夢をあきらめた自分と同じ位置まで引きずりおろしたい」
「夢を追う人を見ると不安になる。思いとどまらせて安心したい」
このあたりが本音です。
死ぬときに最高の人生だったと言えるよう、いくつになっても夢を持ちたいものです。なにしろ人生は一度きりなのですから。
