21時18分/画像詩



終電間際の駅のホーム
終電間際の駅のホーム。仕事を終えたサラリーマンの方が圧倒的に多いのに、なぜか別れを惜しむ二人に目がとまります。他の乗客と異なる動きをしているからでしょう。
会おうと思えば明日も会えるはずなのに、駅での別れはどこか寂しげです。自分の意思ではないダイヤに合わせた別れだからか、過ぎ去っていく電車を眺めていると胸が締め付けられる思いがします。
地下鉄や普通電車といった乗車時刻に強制力のない電車だと、一度決めた別れの時刻を遅らせることができます。9時に乗るはずが9時半になり、10時になる。そのままずるずると最終へ。
こうやって顔を合わす時間を増やしても、離れるときの寂しさは減るどころか逆に増えています。寂しさを埋めるために遅らせたはずなのに……不思議ですね。
終電の時刻が直前に迫ると、ホームの二人は大抵同じことを考えます。
「故障して運休になったらいいのに」
このときばかりは優秀な日本の鉄道を少々恨んでしまいます。
